About
洗練された即興と構築の融合
「ひとつひとつの音が、まるで短編小説。」
音楽に深く浸りたい夜に——Fumio Yasuda CDコレクション
「静寂の中に響く、音の詩。」
Fumio Yasudaが描く、聴く人の心にそっと寄り添うサウンドスケープ。
深夜に響く美しき旋律「音が語り、沈黙が歌う。」内省と美を極めた、安田芙充央の音楽世界。
「独Winter & Winter」とは?
Winter & Winterは、1995年にステファン・ヴィンターによってドイツのミュンヘンで設立された音楽レーベルです。ジャンルにとらわれない、革新的で質の高い音楽作品をリリースすることで国際的に高い評価を得ています。
レーベルの特徴
ジャンルの多様性: クラシック音楽、現代音楽、ジャズ、ワールドミュージック、電子音楽、サウンドアートなど、非常に幅広いジャンルの音楽を扱っています。既存のジャンルの枠組みにとらわれず、実験的で独創的なアーティストの作品を積極的にリリースする姿勢が特徴です。
コンセプトアルバム: 単なる楽曲の寄せ集めではなく、明確なコンセプトやストーリーを持ったアルバム制作に力を入れています。音楽とアートワーク、そしてテキストが一体となった作品が多く、リスナーに深い体験を提供します。
高品質な録音とアートワーク: 音質にこだわり、細部まで丁寧に録音された作品が多いです。また、アルバムのアートワークも非常に凝っており、音楽の内容と深く結びついた美しいデザインが特徴です。
学際的なコラボレーション: 音楽家だけでなく、写真家、映像作家、文学者など、様々な分野のアーティストとのコラボレーションを積極的に行い、多角的な表現を追求しています。
哲学的な視点: レーベルの創設者であるステファン・ヴィンター自身の哲学や思想が強く反映されており、「音楽ジャンルの境界は芸術ではなく科学が生み出したものである」という考えのもと、ジャンルを超えた自由な音楽表現を追求しています。
独Winter & Winterレーベルの主なアーティスト (一部)
安田芙充央 (Fumio Yasuda):
クラシック、ジャズ、フリー・インプロヴィゼーション、現代音楽の技法を用いて、ピアノ曲、室内楽、オーケストラ、映画音楽の作品を発表しています。ピアニストとしては、クラシックとジャズを超越した「現代で最も個性的なピアニスト」(独「Kieler Nachrichten」紙 )と評されています。Winter & Winterの代表的なアーティストの一人。
マウリシオ・カーゲル:
アルゼンチン出身の作曲家、指揮者、演出家、映画監督、音楽理論家です。20世紀後半の現代音楽において、非常に重要な人物の一人として知られています。
サルヴァトーレ・シャリーノ:
イタリアの現代クラシック音楽の作曲家。シャリーノは、数多くの国際的な音楽祭や劇場からの委嘱を受け、作品を発表しています。また、自作のオペラの台本を執筆するだけでなく、音楽に関する記事やエッセイも多く手がけています
ハンス・アブラハムセン:
デンマークの作曲家。アブラハムセンは、レオニー・ソニング音楽賞や北欧理事会音楽賞など、数々の賞を受賞しています。2025年には、統営国際音楽祭のコンポーザー・イン・レジデンスを務める予定です。
フレッド・フリス:
イギリス出身の多才な音楽家、作曲家、即興演奏家です。特にギターの演奏で広く知られていますが、バイオリン、キーボード、ベースなども演奏するマルチインストゥルメンタリストでもあります。
ポール・モチアン:
アメリカのジャズドラマー。モチアンは、1950年代後半にビル・エヴァンスのピアノトリオで頭角を現し、その後約10年間(1967年頃 - 1976年)、ピアニストのキース・ジャレットのバンドのレギュラーメンバー。
ノエル・アクショテ:
フランス・パリ出身のギタリストであり、即興演奏家です。彼の演奏は、実験的で多様な音楽的背景を持ち、多くのミュージシャンと共演しています。デレク・ベイリーやフレッド・フリスともデュオ作品を残しています。
テオ・ブレックマン:
ドイツのドルトムントで生まれたドイツ人の歌手、作曲家です。1989年からニューヨークを拠点に活動しています。彼は、グラミー賞に2度ノミネートされており、2010年には母国ドイツのJAZZ ECHO賞を受賞しています。
テオドロ・アンゼロッティ:
1959年にイタリアのフォッジャ県カンデーラで生まれたイタリアの(一部情報ではドイツとの二重国籍とも)アコーディオン奏者です。アンゼロッティは、特に現代音楽への貢献が大きく、演奏技術を発展させ、楽器の音色の可能性を広げました。ジョージ・アペルギス、ルチアーノ・ベリオ、ハインツ・ホリガー、マウリシオ・カーゲル、サルヴァトーレ・シャリーノ、ヨルク・ヴィトマンなど、300以上の作品が彼のために作曲され、初演されています。
ガイ・クルセヴェセク:
1947年2月26日にニューヨークで生まれたアメリカのアコーディオン奏者であり作曲家です。彼は、ニューミュージック、ジャズ、フリー・インプロヴィゼーションといったジャンルで積極的に活動する、数少ないアコーディオン奏者の1人として知られています。彼の音楽は、地域のアコーディオン音楽の要素とジャズやアヴァンギャルド音楽を融合させ、独特のサウンドを作り出しています。